監督:エミリオ・エステヴェス
主演:アンソニー・ホプキンス
2006年 アメリカ
素晴らしいです。「マグノリア」並に優れた作品です。
JFKはよく知られていますが、その弟、ロバート・ケネディ(ボビー)は日本ではあまりなじみがありませんが、この作品を見ると、1968年当時、どれだけアメリカ人にとって重要な存在だったかが分かります。
この作品からは、歴史的な人物・ヒーローが芸術、娯楽、そしてビジネスにどれほど大きなインパクトをもたらすかが学べるのではないかなーと思います。
本作のボビーは、主人公ではありません。
彼自身は登場せずに、彼を「時代の象徴」として扱い、彼を取り巻く20人近くの一般人の一夜のドラマを描いた群像劇です。
つまり、ボビーは1968年という混乱期の「希望」というメタファーなんですよね。
歴史にはたくさんの偉人・ヒーローが登場します。
これをビジネス、クリエイティビティに活かしてはいかがでしょうか?
僕の大好きな坂本龍馬、織田信長、源義経、、、、数えきれないくらい「ネタ」はあります。
今までも、アインシュタイン、エジソン、ゴッホ、松尾芭蕉、徳川家康などなど、たくさんの歴史上の人物がコマーシャルで登場し、各企業のメッセージを伝えるメタファーとして、ビジネスにうまく活用されてきました。
JFKも某カメラ・メーカーで使われた事がありますね。
「信長式記憶法」なんてネーミングしてみると、速攻でアグレッシブに記憶できそうなイメージがするし、「ソクラテス・ソメッド」というネーミングは何だか頭が良くなりそうな感じがします。
「ケネディ式スピーチ法」、「西郷弁当」、「静御前の愛した白桃」などなど、たくさんありそうです。
その他、「シーザー・サラダ」、、、、ああ、これはあるか(笑)。
皆さんの会社、商品、サービス、、、、偉人に例えると、誰になりますか?
2008年9月15日月曜日
005 マーダーボール
2005年 アメリカ
本作は珠玉の障がい者ドキュメンタリーです。
この作品がいままでの障がい者ドキュメンタリーと根本的に違うのは、障がい者を扱いながらも、堂々と「娯楽」作品にしている事です。
福祉関連のジャンルは、非常に繊細なテーマなので、扱いに気をつけないと作り手の善意が誤解されてしまったりして、とてもリスキーです。
僕自身、障がい者ドキュメンタリーを4本作らせていただいた過程で、真面目に作ってるのにも関わらず、よく分からない罵詈雑言を浴びせられた事があります。
だから多くのフィルムメーカーは、一般社会と福祉の溝を埋める骨太な作品を作るのに、腰が引けてしまうんです。
でも僕は、今の時代だからこそ、福祉は「エンターテインメントの最後の砦」と考えています。
障がい者の方々とおつきあいしてみると、彼らがどれだけフツーで、どれだけ能力に溢れていて、どれだけクリエイティブで、そしてどれだけ楽しくて元気をいただける存在かが分かります。
本作「マーダーボール」は、身体障がい者によるラグビーを扱いながら、骨太な人間ドラマを形成し、クールな映像と音楽で娯楽作品として真っ向勝負した(MTVが資本参加しているだけあります)、賞賛すべきドキュメンタリーです。
福祉とエンターテインメント、全く結びつかないものだけに、面白いと思います。
本作は珠玉の障がい者ドキュメンタリーです。
この作品がいままでの障がい者ドキュメンタリーと根本的に違うのは、障がい者を扱いながらも、堂々と「娯楽」作品にしている事です。
福祉関連のジャンルは、非常に繊細なテーマなので、
僕自身、
だから多くのフィルムメーカーは、
でも僕は、今の時代だからこそ、福祉は「
障がい者の方々とおつきあいしてみると、
本作「マーダーボール」は、身体障がい者によるラグビーを扱いながら、
福祉とエンターテインメント、全く結びつかないものだけに、
2008年9月5日金曜日
004 世界最速のインディアン
監督:ロジャー・ドナルドソン
主演:アンソニー・ホプキンス
2005年 アメリカ・ニュージーランド
この作品はとにかく、アンソニー・ホプキンス演じる、バート・マンロー翁の魅力にノックアウトされちゃいます。
主演:アンソニー・ホプキンス
2005年 アメリカ・ニュージーランド
この作品はとにかく、アンソニー・ホプキンス演じる、バート・マンロー翁の魅力にノックアウトされちゃいます。
彼の生き様から、人間は最終的に「愚者」として人生を終えるのが理想なのではないか、という問いかけを感じる事が出来ます。
僕の敬愛する神田昌典さんから教えていただいた事ですが、キャロル・ピアソンさんの『Awakening the Heroes Within』という書籍によると、人間のパーソナリティは心理学的に12種類に分かれるそうです。
無垢、孤児、戦士、世話人、探求者、破壊者、恋人、創造者、支配者、魔術師、賢人、そして愚者というサイクルで、人生を歩んでいくようなのです。
それぞれの意味合いを解説すると長くなってしまうので割愛しますが、「愚者」というのは、いわば「バカになる事」、つまり、スーパー・ナチュラルな生き様ということのようです。
人生を悟った年配の方は、とっっっっても自然体で、それは人によって「この人、実はバカなんじゃないの?」、「天然で面白すぎる!」という印象を持たれる事が多々あります。
それは、長嶋茂雄さん然り、ダライ・ラマ14世然り、自然体な「愚者」は人を引きつけてやまない魅力がありますよね。
実はこの「自然体」という状態はクリエイティビティが最も発揮できる状態だと思うんです。
自分に正直に生き、自然体である事によって、自分との対話、他人との対話がスムーズになり、様々なアイディアが浮かび、より創造的な生き方が出来るのではないかと僕は思っています。
そういう僕は自然体でいる事が非常に難しいテーマではあるんですが。。。
一般的には悟りを開いた人は「賢者」だと思われがちですが、実は「愚者」という、もう一歩次のレベルがあるのではないかという気がします。
「スターウォーズ」のヨーダや「ロード・オブ・ザ・リング」のガンダルフは「賢者」というイメージですが、彼らの次の段階は、もしかしたら「愚者」なのかもしれません。。。
僕の敬愛する神田昌典さんから教えていただいた事ですが、
無垢、孤児、戦士、世話人、探求者、破壊者、恋人、創造者、
それぞれの意味合いを解説すると長くなってしまうので割愛します
人生を悟った年配の方は、とっっっっても自然体で、
それは、長嶋茂雄さん然り、ダライ・ラマ14世然り、自然体な「
実はこの「自然体」
自分に正直に生き、自然体である事によって、自分との対話、
そういう僕は自然体でいる事が非常に難しいテーマではあるんです
一般的には悟りを開いた人は「賢者」だと思われがちですが、
「スターウォーズ」のヨーダや「ロード・オブ・ザ・リング」
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